高郷の地質と化石 会津化石研究グループ -036/066page
と2の組合わせによる、というようにいくつかの考えがあります。
殻に穴があいている貝化石
次に藤峠層から見つかる月化石は次の通りです。
アゲマキガイ
殻は中くらいの横長で、殻頂は、前に寄り、前は円く、後ろはさい切状で、前後両端で開く。瀬戸内海より西の潮線下に棲む。
シジミガイ
小〜中型、亜三角、同心円状の成長線がある。河川、河口、潟などの淡水、汽水域に棲む。
(4)フジツボ
約1億年前から現在まで続く節足(せっそく)動物の仲間で、石灰質(せっかい)の板状(ばんじょう)の殻(から)をもっています。波打ち際から3500mの深い海底にまでにおよび、岩や流木や船底(ふなぞこ)ヤクジラなどに付着(ふちゃく)して生活します。