西会津町勢要覧 -014/022page
遊ぶ exercise
自営業 古俣 幸子さん ママさんバレーボール「ジョイフル」所属
『スポーツを通した友だちはいいですよ』
喜多方消防署勤務 佐藤 悦美さん 西会津陸上競技協会所属
『目標は生きているかぎり走ることです』――スポーツを始められたきっかけは?
古俣 「学生の頃、バレーボール部だったんです。結婚してちょっと遠ざかっていましたが、子育ても少し落ち着いて、地域で何か活動したいと思い、近所の方々とママさんバレーボールを始めました」
佐藤 「私は30代が近づいた頃に、体カが落ちてきたことに気づいて危機感を感じたんです。それで、すぐ始められるスポーツといえば、走ることだったんです」
古俣 「チームをつくると、仲間と一緒に同じ目標を持って練習するのが楽しいんです。引っぱったり引っぱられたりしながら、続けていけるんですね」
佐藤 「私の場合、体力をつけるためだったので、初めはイヤイヤ走ってたんですよ(笑)。でも、走ることを習慣にしたら、そのうち何をおいても走らずにはいられない、いわばマラソン中毒になってしまいました。それに私もチームに入ってからは、年代を超えた友だちもできて、大会に参加するのが楽しくなりましたね」
古俣 「共通のスポーツを通した友だちって、気がねがなくていいですよね」
――スポーツを始めて生活に変化はありましたか?
古俣 「生活にメリハリができた感じです。練習は毎週土曜日の夜7時からなんですが、それまでに家事をきちんと終らせるように、その日は朝からテキパキ動いています(笑)
佐藤 「カゼをひかなくなったことですね。体力をつけたいという目標は達成できたということですね」
古俣 「何か気になることがあった時でも、バレーボールをしている時は無心になれます。何もかも忘れて汗を流した後は、悩んでいたことが些細なことに思えてきたりして。生活の中にスポーツという"窓"が開いたおかげで、くよくよ考えることが少なくなりました」
佐藤 「私は走ってる時に、考えごとをしていることが多いんですよ。一人になれる時間だし、やっぱり体を動かしていると、考え方が前向きになるのかも知れませんね」
古俣 「これからもスポーツは続けていきたいですね」
佐藤 「そうですね、勝とうとか速く走ろうとかというよりも、無理せずに長くやっていきたい。目標は、生きているかぎり、元気で走り続けていくことです」
スポーツといこいの場、さゆり公園の施設群は、ナイター設備もある野球場、オールウェ ザー型コート4面敷きのテニスコート、バレーボール・バスケットボール・バドミントン のコートがとれる体育館、サッカーやゲートボールなど幅広く対応できる多目的広場、屋 外と屋内(温水)の2つのプールと、多様な種目に対応し整備されています。また、自然木に囲まれた敷地には、藤棚や花文字で描いた町章など、花々の美しさも潤いを添えるほか、「躍動」をはじめとする17体のブロンズ像を設置するなど、魅力的な雰囲気をつくっています。利用者専用の駐車場も完備し、町民はもちろん、町外からの利用者も多い総合運動公園です。