わたしたちの郷土 西会津町 -070/122page

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(3)雪の害をふせぐ

西会津町にふった雪の量 (昭和52年〜平成10年)(町役場建設課調べ)
西会津町にふった雪の量(昭和52年〜平成10年)(町役場建設課調べ)

▲大雪の中を登校する(野沢)昭和56年
▲大雪の中を登校する(野沢)昭和56年

大雪のふる西会津町

 西会津町の西側には,越後山脈(えちごさんみゃく)が連(つら)なっています。冬の季節(きせつ)風がこの越後山脈をこえるとき,たくさんの雪をふらせます。

 昭和52年2月には,ふりつもった雪が,奥川で263センチメートルを記録(きろく)しました。また,昭和55年から昭和56年にかけての大雪では,通勤(きん)や通学が、ふつうにできなくなった上,生活に必要(ひつよう)な物が出回(でまわ)らなくなり,たいへんこまりました。家が39けんもこわれるひ害もでました。

 昭和55年から56年の大雪に対し,町では除雪費(じょせつひ)として,7930万円を使いました。

雪とたたかう

 町は,除雪を二つの方法で行っています。一つは,消雪(しょうせつ)パイプによる除雪です。消雪パイプは,野沢,上野尻(かみのじり),徳沢(とくさわ)の各駅前の道路などにそなえられています。もう一つは,除雪機械(きかい)によるものです。

 町は,23台の除雪機械をもって

▲とりつけ工事を終えた消雪パイプ(徳沢)
▲とりつけ工事を終えた消雪パイプ(徳沢)


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