わたしたちの郷土 西会津町 -072/122page
雪に強い町づくり
町,あるいは国や県にまかせっきりだった除雪(じょせつ)を,住民(じゅうみん)も参加(さんか)して雪に強い町づくりを進めようという動きがでてきました。この計画は,町と国が協カ(きょうりょく)して進められています。
昭和63年から,野沢地区がこの「雪に強い町づくり計画」にとりくんでいます。
野沢地区は,流雪溝(りゅうせつこう)の整備(せいぴ),小型(こがた)除雪機械(きかい)の整備,無線(むせん)しせつの整備を進めています。
流雪溝とは,除雪した雪を道路わきの溝(みぞ)に落とし,水で流すしくみのことです。これには,冬の間使われない農業用水が利用(リよう)されます。
小型除雪機械(小型ロータリー)は,大型除雪機械が入りこめない道路を除雪しようというもので,町から住民にかしだされます。
無線しせつは,雪についてのいろいろな情報(じようほう)を集めて,除雪をすぱやく行おうというものです。
この「雪に強い町づくり」計画は,「すべてにやさしい健康のまちにしあいづ」という願(ねが)いを,住民の手で西会津全域(ぜんいき)へ広げようとするものです。