あいづばんげ町勢要覧 -022/034page
歴史街道
四方山話会津の歴史は、会津藩の歴史であった。
誇り高き会津の武士(もののふ)たちは、その生き様を通じて
この地に生きる人々の心を照らしつづけてきた。
哀しみの歴史を秘めた街道をたどれば
今も残る、武士たちの猛き心の軌跡---------武士(もののふ)の猛き心にくらぶれば
数にも人らぬ我身ながらも----------
戊辰戦争て若い命を散らした娘子軍中野竹子。
時代を越えて胸を打つのは、竹子の猛き心。
竹子もまた、会津の武士であった。
中野竹子
戊辰戦争り後遺症が生んだ束桧事件。
新政府の役人の横暴に、旧藩士の怒りが爆発。
役人を東松峠で斬殺したものであった。
ニセガネ造りも問わるミステリアスな事件には、
複雑な時代背景が深い影を落としている。束松事件
雪晴れて、心にかなうあしたかな--------
赤穂四十七士のひとり、堀部安兵衛が
生まれ育つた故郷・会津坂下町。
生涯三度の仇討ちを果たした剣豪には
会津武士の熱い血が流れていた。堀部安兵衛