わたしたちの郷土 湯川村 - 097/106page
むかしの道具
湯川村には、むかし使ったいろいろな生活の道具が残っています。この道具をみると、むかしの人は、工夫(くふう)して道具を作ったことがわかります。また、むかしの村の人たちはどんなくらしをしてきたかがわかります。
【農業に使った道具】
馬(ま)ぐわ えんぶり 平(ひら)ぐわ 三本ぐわ
【馬ぐわ】は、馬につけて田の土を細かくしたり、代かきに使ったりしました。子どもが馬の口に竹ざおをつけて馬を歩かせる仕事を鼻どりと言いました。
【えんぶり】は、馬ぐわで代かきをしたあと、田植えがしやすいように田の表面を平らにするために使いました。
むかしは、田植えや稲かりは機械を使わず、馬や牛を使ったり道具だけで仕事をしたので、労働(ろうどう)時間は今よりも何倍も多くかかりました。子どもも学校から帰ると田や畑の仕事を手伝いました。