わたしたちの郷土 会津本郷町 -104/127page
3 焼き物づくりを伝えた水野源左(げんざ)衛門(もん)
源左衛門は,瀬戸(せと)(愛知県瀬戸市)に生まれましたが,1645(正保(しょうほ)2)年に会津薄主保科正之(ほしなまさゆき)に召(め)し抱(かか)えられ会津にきました。
源左衛門は,たいへん苦労して陶土(とうど)をさがし,ついに観音山(かんのんやま)によい陶土を見つけました。そして,陶器(とうき)を焼(や)き始めたのが会津本郷焼のほしまりです。
殿様のりっばな茶碗(ちゃわん),大皿(おおざら),置(お)きものなどをつくって会津本郷焼の基礎(きそ)を築(きず)きました。