わたしたちの郷土 会津本郷町 -105/127page
4 白い焼き物をつくりだした佐藤伊兵衛(いへえ)
伊兵衛は,もと陶器(とうき)をつくる職人(しょくにん)でしたが白い焼き物(白磁(はくじ))をつくることを夢(ゆめ)みていました。
1800(寛政(かんせい)12)年,伊兵衛は,有田(ありた)(佐賀県),京都,尾張(おわり)(愛知県)などで白いせと物のつくり方を学んで帰(かえ)り,会津本郷焼のすぐれた白磁を完成させました。
そして,その技術(ぎじゅつ)を多くの人々に教えました。今もその座像(ざぞう)が水野源左衛門とともに常勝寺境内(けいだい)の陶祖廟(とうそびょう)にまつられています。