わたしたちの郷土 会津本郷町 -106/127page

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第6章 町のこる古いもの

1 たてもの

 会津本郷町がはじめて「ほんごう」という地名で呼ばれるようになったのは,1000年以上も前といわれています。その後芦名盛氏(あしなもりうじ)が向羽里山城(むかいはぐろさんじょう)を築(きず)いたころは,古い建物(たてもの)がたくさんありましたが,火災(かさい)などにあってほとんど燃えてしまっているのです。

(1)左下(さくだり)り観音堂(かんのんどう)

 大門の西県道より約800メートルの山の中腹(ちゅうふく)にあって,岩をきりひらいて造(つく)ったみごとな建物で高さ約14.5メートルもあります。

 830(天長(てんちょう)7)年徳一大師(とくいちたいいし)が建(た)てたといわれ,会津三十三観音の一つで別(べつ)名「くびなし観音」とも呼ばれています。町の文化財(ぶんかざい)の指定になっています。

写真 左下り観音堂
左下り観音堂


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