会津盆地西部地区の農業 - 007/100page

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3.新鶴村

(1)新鶴村の位置

 新鶴村(村役場)は,北緯37度30分,東経139度50分に位置しています。面積は40.54平方キロメートルで北東から南西に向けて長くなっています。標高はおよそ201メートル(村役場)の地点にあります。

 会津地方の中心都市・会津若松市から西におよそ12キロメートルはなれていて,東は北会津村,西は御津町,南は会津高田町,北は会津坂下町と隣りあっています。

(2)新鶴村の歴史と文化

 新鶴村の歴史は古く,佐賀瀬川(さかせがわ)を中心に,石器や土器(どき),土偶(どぐう)などが見つかり,大昔から長い間人が住んでいたことがわかります。また,仏教(ぶっきょう)の歴史も古く,658年には「根岸(ねぎし)」に恵隆寺(えりゅうじ)が建てられたと伝えられています。810年には徳一上人(とくいつしょうにん)により,佐賀瀬川に興隆寺(こうりゅうじ)が建てれら,大日不動尊(だいにちふどうそん)がまつられています。

 「中田(なかだ)の観音様(かんのんさま)」として有名な弘安寺(こうあんじ)は1260年に建てられ,現在,銅像(どうぞう)十一面観世音菩薩(めんかんぜおんぼさつ),脇侍不動明王(わきじふどうみょうおう),地蔵菩薩(じぞうぼさつ)の3体が国の重要文化財に指定(してい)されています。

中田観音
▲中田観音

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