会津盆地西部地区の農業 - 046/100page
身不知柿の出荷先
とれた身不知柿は,お客さん(消費者)にわたるまでに,どのような作業をして,どのように出荷されているのでしょう。
《個人で出す場合》
とれたかきは,きずがあるかないかを確かめたあと,形や大きさをそろえ,箱づめにし,しぶぬき(しぶがきにアルコールをふきつけてそのしぶいあじをあまくすること)をします。その後,宅配便(たくはいびん)などを利用し,主に県外の親せきなどへ,「特産品」として送り出されます。《JAなどへ出す場合》
同じように,きずがあるかないかを確かめたあと,コンテナに入れしぶぬきをする機械にかけます。形や大きさをそろえ,箱づめにされ送り出されます。このほかには,各地区の出荷組合(永井野上戸原地区など)を通して送り出される場合もあります。JAなどへ出す割合は,全体の30パーセントくらいで,残りは個人または地区の出荷組合から送り出されています。