会津盆地西部地区の農業 - 054/100page

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5.その他の農業生産物

 これまでは,主な農産物について調べてきましたが,そのほかにも各町村ではいろいろな農産物を作っています。どんなものがあるか調べてみましょう。

(1)薬用(やくよう)にんじん

 薬用にんじんは,昔から中国などで,くすりとして作られてきました。日本には江戸時代(およそ300年前)に入ってきて,会津でもさかんに作られるようになりました。
 全国では福島県,長野(ながの)県,島根(しまね)県で多く作られ,栽培面積では福島県が全国一位です。そして,そのほとんどが会津地方で作られているため,会津は薬用にんじん栽培が全国一さかんな所と言えるでしょう。薬用にんじんは漢方薬(かんぽうやく)のほかに,栄養(えいよう)ドリンクや人参酒(にんじんしゅ)など,健康のために利用されています。みなさんも知らないうちに飲んでいるかも知れませんね。

薬用にんじん畑
▲薬用にんじん畑

薬用にんじんの生産額(平成7年 薬用人参農業協同組合資料より)
薬用にんじんの生産額

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