会津盆地西部地区の農業 - 062/100page

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(1)各町や村にある堤の数と川の名前

町村名
堤の数
水系(すいけい)及び支流(しりゅう)の名前
会津高田町
34個
●阿賀川 ●鶴沼川 ●宮川 ●赤沢川
新鶴村
17個
●阿賀川 ●佐賀瀬川 ●宮川 ●赤沢川 ●田沢川
会津坂下町
51個
●阿賀川 ●鶴沼川 ●只見川 ●田沢川 ●宮田川
会津本郷町
16個
●氷玉川 ●阿賀川

(2)堤を造るための先人(せんじん)の苦労

 1大谷地(おおやじ)ため池(新鶴村)

 大谷地ため池は,もとの新鶴村の村長,山ロ左五郎が書いた「大谷地ため池沿革(えんかく)」という本によると,次のように書かれています。

 佐賀瀬川周辺(しゅうへん)の8つの村にわたって,300ヘクタールあまりを田や畑にするため,山林を切り開いた。その結果森林がなくなり,ついに水源がかれてかんがい用水が足りなくなってしまった。
 また,日照(ひで)りによる被害(ひがい)も大きくなってしまった。そのため,これを救うために,新屋敷(しんやしき)村の肝煎(きもいり),武藤彦右衛門(ひこうえもん)が中心となって,ため池を造る計画を立てた。

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