会津盆地西部地区の農業 - 078/100page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

(4)土地改良後の農業

新國さん新國さんの話

 土地改良事業によって,用水と排水を別に使い分けることができ,転作(てんさく)(田から畑,畑から田への移行(いこう))がかんたんになりました。また,機械を使うことで作業が多くでき,労力(ろうりょく)もはぶけるようになりました。
 今,いねを3.3ヘクタール,転作によって,菊を80アール作り,そのほかに,畑が50アールあります。
 30アールの区画になりましたが,平らになっていない所や土の質が同じでない所があり,土づくりに苦労しています。豚を飼(か)い,有機肥料(ゆうきひりょう)を入れながら土づくりに努めています。
 これからの農業を考えたときに,後継者がいないという問題があります。また,高齢化(こうれいか)により農作業ができなくなるという問題もあり,これから集約化(しゅうやくか)されて大規模経営(だいきぼけいえい)が図られていくと考えています。


菊づくり

▲転作による菊づくり


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は会津高田町教育委員会、新鶴村教育委員会、会津坂下町教育委員会、会津本郷町教育委員会に帰属します。
会津高田町教育委員会、新鶴村教育委員会、会津坂下町教育委員会、会津本郷町教育委員会の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。