会津盆地西部地区の農業 - 098/100page

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(2)農地がへっている

 昭和35年(1960年)に607万ヘクタールあった農地が,住宅地とか工場用地とか道路とかに転用(てんよう)(ちがった目的に使うこと)されて,平成7年(1995年)には,504万ヘクタールにへってしまいました。農地(田んぼ)がへるとどうなるのでしょうか。

 日本は,米以外のほとんどの穀物(こくもつ)(主食とする作物。米,麦,あわ,とうもろこし,豆など)を,外国からの輸入(ゆにゅう)にたよっています。

 左の新聞によると,平成12年(2000年)以降に,人ロの増加,気候の変化などから食糧(しょくりょう)(穀物のこと)が世界中で不足して,もし,わが国へ外国からの輸入がストップしてしまったら,今はあまっている米も足りなくなってしまうということです。日本は大部分が山地で,農地がもともと少ない国です。輸入がストップしても現在のように安心して生活していくためには,農地を確保(かくほ)し,残していくことが大切です。

福島民報
1997年8月 福島民報

(3)輸入農産物がふえ,日本では作られない作物がふえている

 農家の人は,とれた農作物を消費者に売ったお金で生活をしています。なるべく高く買ってもらえれば,それだけ豊かになります。


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