新鶴村 地名の由来 -043/079page

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  林野内(はやしのうち) (現 林ノ内)
 1番・2番あり,山林・畑3反。
 歌ノ沢堤の東側にあたる。所有者入田沢の人が多い。

  歌ノ澤(うたのさわ)
 歌ノ澤堤の面積・5反8畝1歩。所有者入田沢の人が多い。

  歌ノ澤堤
 入田沢集落前約500米のところに,出戸田沢・樋渡(ひわたし)・勝方の3集落共有の堤がある。
 天明の頃早魃で米が取れず,村下の農民達が大変困って堤を造る相談になった。
 堤の水を通すには堀を造らねばならず,相談には入らなかった1番村上の入田沢集落では,条件として水は自由に使用してもよいと言う事で相談がまとまった。
 3集落の人達は男女を問わず毎日「土手しめ歌」を歌いながら堤の構築に従事,約2年の歳月を費やし完成した。
 完成間際に身体の弱かった人が亡くなり,それ以後は「歌ノ澤堤」に行くと何処からともなく「土手しめ歌」が聞こえるようになったと云う。
 また昔牛馬が沢山飼われ農耕に使役されていた頃,朝草刈り,山取り等馬に乗って,歌を歌いながら往復していた。その歌声が山に谺(こだま)して一層美しい歌声となって伝わって来るので,「歌ノ澤」と名付けられた。
 

  蟹ノ澤(かにのさわ)
 歌ノ澤堤の手前,1部・2部有り,所有者入田沢の人が多い。

  壇ノ上(だんのうえ)
 1番〜18番まで。畑・草地・山林
 所有者入田沢の人が多い。入田沢集落前の墓の上部にあたる。

  宮 窪(みやくぽ)

  寺 山(てらやま)
 山林,125山2分5厘の38人名義

  離 山(はなれやま)
 山林,125山2分5厘の38人名義

  舘 山(たてやま)
 共同山林,38名

  カン一
 1番〜13番まで,田・畑

  六百苅(ろっぴゃくがり)
 1番〜36番まで,田・畑


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