新鶴村の文化財 -020/027page

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香村の絵馬
香村の絵馬

香村の絵馬 (三顧礼図)

平成2年12月 村重要文化財指定
所在地 新鶴村大字新屋敷字村中1111(常福院 本堂)
管理者 新屋敷部落 (常福院)

遠藤香村(1786〜1864)は、江戸時代末期、大戸村香塩(今の会津若松市上三寄)に生れ、若くして江戸に出て谷文チョウに師事し、実用としての洋風画を学んだ。また、京都でも修業し、丸山四条派の真髄も会得している。更に、会津藩絵師補に就いた後にも、白河藩絵師亜欧堂田善に油絵を学んでいる。

香村は絵師としてばかりではなく、改革の進められた当時の本郷焼きや会津漆器、絵ロウソク等の産業や文化に、幅広い活動の足跡を残している。特に会津に洋風画を導入したことで知られ、その洋風画は専門家にも高く評価されている。

常福院本堂にある香村筆の絵馬は、中国三国時代の歴史物語「三国誌」の中から「三顧の礼」に題材を取った唐人画である。

縦82センチ、横165センチ


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