わたしたちの三島町 - 052/079page

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一年間の米づくりのしごと

一年間の米づくりのしごと

《米づくりのくふう》

 むかし米づくりは、ぜんぶ人の手でやっていたのでたいへんでした。いまはきかいでやるので、少ない人数でできます。しかしきかいはねだんが高いのでたいへんです。きかいを共同(きょうどう)で買ったり、もっている人にたのんだりしています。共同で田植えやいねかりをしているところも多く見られます。

農家のお父さんの話

 米作りはむかしはときどき凶(きょう)作の年があった。そのため豊作をいのっていろいろな年中行事があった。

 昭和20年代から、良い品種が生まれ、苗代(なわしろ)やさいばいのぎじゅつが進歩し、化学ひりょうや病気や害虫の予防(ぼう)ができるようになって、米はよくとれるようになった。さらにきかい化がすすみ、農家の苦労(くろう)も少なくなった。ところが米が毎年取れるようになったら、日本のみんながごはんを食べなくなったために、田をつくれなくなってきたのは残念(ざんねん)でならない。


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