わたしたちのふるさと 金山町-088/104page
(4)大塩せきの改良
1720年 水路全般を大改修(暗きょ水路)
〜 村民総出の大工事1730年約10年間かかる。
1930年 鉄のつり橋をつくり、その上を木のさおを渡して水を引く(約90m)
1958年 砂防ダム建設
1960年 砂防ダム完成
現在でも、このダムの左岸取り入れ口から引いています。
ダムが完成したとき、青い水がダムいっぱいにたまっているようすを見て、村人は、これまでの長いあいだとりくんできた苦しかった水との戦いを、いり返り、感激の涙を流したということです。豊かな水も今では不足ぎみです。
〈おじいさんのおはなし〉
毎年、5月になると堰の洞門につみ上がった土砂をすくうことになっていたんだ。洞門の中に入ると、胸まで水につかる。雪解け水だから体が冷えて、15分仕事をしては、たき火で体を温めてのくりかえしだったな。1日で終わるが、16才から60才までの男達はだれでもやることになっていた。仕事はきつかったな。
今の大塩ぜき