私たちの郷土 昭和村 - 018/099page

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 ◇「阿久戸一里塚(あくといちりづか)」 (昭和55,3,1 村指定(むらしてい)の史跡(しせき))

 阿久戸一里塚は,大字下中津川字阿久戸にあります。

 旅人(たびびと)が,歩いた距離(きょり)の目(め)やすにした大切な史跡です。また,ここは次の目的地への道しるべとなったところです。一里塚は各地(かくち)にありますが,「阿久戸一里塚」もよく観察(かんさつ)していると昔(むかし)の面影(おもかげ)がよみがえってくるようです。他に美女峠(びじょとうげ)(旧道(きゅうどう))や,喰丸(くいまる)峠(旧道)には,道の両側に現存(げんぞん)しています。

阿久戸一里塚

 ◇「選定保存技術(せんていほぞんぎじゅつ) からむし(苧麻(ちょま))生産(せいさん)・苧引(おひ)き」
 (平成3,11,16 国指定(くにしてい)の伝統的工芸技術(でんとうてきこうげいぎじゅつ)

 現在,役場隣(となり)にある「からむし会館(かいかん)」内の「からむし生産技術保存協会(せいさんぎじゅつほぞんきょうかい)」が指定されています。

 昭和村からむし生産技術保存協会では,このような特殊(とくしゅ)な技術や生産方法を継承(けいしょう)するために,村や農業協同組合(のうぎょうきょうどうくみあい)の支援(しえん)を受けながら,いろいろな努力(どりょく)をしています。

 ◇「村の道祖神(どうそじん)」

 昭和村でわかりやすいのは,佐倉(さぐら)と小野川(おのがわ)地内の道祖神です。よく見ると,村のはずれや峠道(とうげみち)にあるようです。奥会津(おくあいづ)には,各地に道祖神や馬頭観音(ばとうかんのん)などの素朴(そぼく)な人びとの信仰(しんこう)のようすを見ることができます。


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