私たちの郷土 昭和村 - 028/099page

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農家(のうか)のおじさんの話

 米(こめ)作りで特(とく)に大変(たいへん)なことは,田植(たう)えまで時期(じき)が短(みじか)く忙(いそが)しいということです。昭和村は雪どけが遅(おそ)いので5月の田植えまで仕事が集中(しゅうちゅう)しているのです。また,水も冷(つめ)たいので川の水をいったんビニールホースに通し、ぬるませてから田んぼに引くようにしていま
す。

 でも,一番気がかりなのは天気です。涼(すず)しすぎる夏だったり,雨が多かったりすると稲(いね)が病気(びょうき)になりやすくなるからです。

農家のおじさんの話

農家戸数の変化(農林業センサス)

農家戸数の変化(農林業センサス)

 昭和村では,まだ多くの人が農業をしていますが,農家の戸数(こすう)は少しずつ減(へ)ってきています。

 農業をする人が減ってきたということは,農業をする人に,年をとった人が多くなったことや,新しく農業をしようとする人がほとんどいなくなってきたことがあげられます。今後(こんご)の農業は,若(わか)い人のカにかかっているといえるでしょう。

 一方(いっぽう),米作りだけの農家から米と花などを組(く)み合(あ)わせたり,花だけを作る農家が多くなってきました。また,農業をしながら会社(かいしゃ)などにつとめる人も多くなってきています。


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