私たちの郷土 昭和村 - 034/099page
また、山の森林(しんりん)は地面に水をたくわえるカをもっています。大雨が降ったときの洪水(こうずい)や日照(ひで)りのときの水不足(みずぶそく)など自然(しぜん)のダムとしてわたしたちを守(まも)ってくれています。また,いろいろな動物(どうぶつ)のすみかにもなっているのです。
山では木を育てるだけではなく春には山うど,わらび,ぜんまい,たらのめ,たけのこなど,また秋ともなるとまいたけ,まつたけ,しめじ,なめこなどのきのこがたくさんとれます。また,しいたけやなめこを作っている人もいて,村にはそれらをかんづめなどにする工場もあります。山菜農園(さんさいのうえん)は観光面(かんこうめん)からも期待(きたい)を集(あつ)めています。
一方(いっぽう),農業と同じで山の仕事をする若者が年々減(へ)ってきて,後継者(こうけいしゃ)がなかなか育たない状況(じょうきょう)にあります。また,今働いている人でも高齢化(こうれいか)が進んでおり,担(にな)い手(て)を育てることが大きな課題(かだい)になっています。
▲しいたけの栽培(さいばい)
▲山菜農園(のうえん)