私たちの郷土 昭和村 - 081/099page
培がしめるようになっていることを考えてみても,村のとても大切な農業となっていることがわかります。今後(こんご)さらに,かすみ草栽培に参加(さんか)する農家が増(ふ)えようとしています。一方(いっぽう),東京(とうきょう)や北海道(ほっかいどう)からもかすみ草栽培にひかれ,会社勤(つと)めを辞(や)めて村にやって来る若い人たちもみられます。そうした人たちは,村の指導者(しどうしゃ)から手(て)ほどきを受け,すばらしい花を生産しています。そして,そのまま昭和村に永住(えいじゅう)しようと考えている人もいます。
また,月に1回研究会(けんきゅうかい)が開(ひら)かれ,よりよい花作りのための話し合いが夜おそくまて行われています。こうした絶(た)ゆまぬ農家の人びとの努カが,都市(とし)に住む人たちから高い評価(ひょうか)をえるもとになっているのです。
昭和村の主要(しゅよう)農産物生産額の移(うつ)り変(か)わり (平成6年度村役場調べ)
ジュンサイの栽培
品質(ひんしつ)の良(よ)いジュンサイは,水温が低く,しかもきれいな水で,気候が冷涼(れいりょう)な土地でないとなかなか栽培できません。会津地方では裏磐梯(うらばんだい)の小野川湖(こ)や檜原湖(ひばらこ)がよく知られています。昭和村の気候や風土(ふうど)はジュンサイ栽培にとても適(てき)しているといえましょう。
今日の昭和村特産(とくさん)のジュンサイが生まれるまでの苦労話があります。