私たちの郷土 昭和村 - 083/099page

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3.村に吹(ふ)き込(こ)む新(あら)たな風(かぜ)

 ふるさと公園(こうえん)村千石沢集落(せんごくさわしゅうらく)・松平(まつだいら)集落

 昭和村の千石沢と佐倉(さぐら)の松平には,村ではあまり見かけない建物(たてもの)がいくつも建(た)ちならび,一つの新しい集落となっています。これは,多くの村民が共同(きょうどう)でお金を出し合い,開発(かいはつ)のための企業(きぎょう)をつくり,始められた新たな動きです。そのねらいは,都市(とし)に住む人たちに,ぜひ自然の豊(ゆた)かな昭和の田舎(いなか)ぐらしをしてもらいたいということにあるようです。

 現在では,建設中(けんせつちゅう)の住宅も含(ふく)めると千石沢で16戸(こ),松平9戸合計(ごうけい)25戸の住宅が建てられ,全国各地から25世帯(せたい)が村を四季折々(しきおりおり)訪(おとず)れています。中(なか)には,昭和の住民(じゅうみん)として,定住(ていじゅう)している方も6人ほどいます。また,これら住宅を建てた人たちの多くは,将来(しょうらい),昭和村に定住を希望(きぼう)しています。

 ここに住む人たちは,東京の商社(しょうしゃ)や広告代理店(こうこくだいりてん)で働いていた方,さらに,現役(げんえき)の高校(こうこう)・大学(だいがく)の先生やレコード会社(がいしゃ)のディレクター,学習塾(じゅく)や飲食店(いんしょくてん)の経営者(けいえいしゃ)など,その顔(かお)ぶれはさまざまです。

 こうした,いろいろな専門分野(せんもんぶんや)で活躍(かつやく)してこられた方々が昭和村を好(す)きになり,昭和村に住みたいといって村にやって来ているのです。

千石沢集落
▲千石沢集落
松平集落
▲松平集落


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