私たちの郷土 昭和村 - 084/099page
今後(こんご),このような方々と交流(こうりゅう)を深(ふか)めて行けば,村に新しい文化活動(ぶんかかつどう)がわきおこってくることでしょう。
喰丸文化再学習(くいまるぶんかさいがくしゅう)センター
旧(きゅう)喰丸小学校校舎(こうしゃ)(木造校舎)が,平成4年の夏より「喰丸文化再学習センター」としてよみがえりました。ここでは,世界的(せかいてき)に知られる文化人類学者(ぶんかじんるいがくしゃ)の山口昌男(やまぐちまさお)先生が,喰丸校舎を「田舎(いなか)からの文化情報発信基地(じょうほうはっしんきち)にするのだ」というかけ声のもと,おおぜいの学識者(がくしきしゃ),作家(さっか),芸能関係者(げいのうかんけいしゃ)などを集めて,シンポジウム(討論会)や講演会(こうえんかい)を開いたり,コンサートや芝居(しばい),相撲(すもう)の実演(じつえん)など,いろいろなイベントを行っています。
▲喰丸文化再学習センターの開所式
▲イベントまた,この校舎には,山口先生の蔵書(ぞうしょ)約5万冊(さつ)が納(おさ)められており,現在(げんざい)でも公開(こうかい)しています。将(しょうらい)は,貸(か)し出(だ)しもする計画なので,村民にとっては,貴重(きちょう)な文化(ぶんか)の提供(ていきょう)ともいえます。
私たち村民にとって,なかなか実際(じっさい)には見聞(みき)きできないことでも,喰丸文化再学習センターを通して,体験(たいけん)できるというのは,とてもしあわせなことです。今後(こんご)は,村民の積極的参加によって,さらに楽しく,しかもためになる施設(しせつ)として発展(はってん)することが望(のぞ)まれます。