昭和村 あんじゃ こんじゃ -011/057page
- 博士山
[標高1482m・4時問]
[5月中旬の日曜山開き]
ブナ原生林が多くみられ、山頂からは会津平野や遠く越後三山が一望できる眺望のいい山です。名前の由来は様々な説がありますが古代・大和朝廷の東北鎮撫のさいに、兵が太刀を佩いて(腰に付けて)峰伝いに通ったことから佩(は)かせ=博士という名前になったといわれています。ほかにも豪族の墓を背にしたと考える「墓背」や博士の出る山といった様々な説があり、定説がないのが真相です。
- 臥牛(ねうし)岩
玉川渓谷にあり、岩肌と樹木の組み合わせが牛の形相を醸しています。岩肌との組み合わせはまさしく牛が横たわっているさまそのもの。じっくり観察して見て下さい。
- 藤八の滝
貧しい木地師集落に住んでいた佐川藤八という若者が、平地開墾し集落の繁栄に尽くした史実に基づいて命名された滝。国道401号沿いの林の中にあり、高さこそありませんが、川幅いっぱいに水が落ちるダイナミックな滝です。
- 御前ヶ岳
[標高1234m・3時間]
[6月第2日曜山開き]
紅梅御前と桜木姫伝説の山です。平安時代末期、政争に敗れた後白河天皇の第二皇子・高倉宮以仁王が都よりこの地に落ち延びたおり、親王を慕って後を迫った妃の紅梅御前がしばしこの山中に住んだといい、その遺跡が今も残っています。初心者向けとも紹介されますが、頂上までの直登は一度登ってみなくてはわかりません。
- 卵池
[1ha]
山あいにひっそりとたたずむ神秘的な沼。浮島があり、モリアオガエルやクロサンショウウオといった珍しい生物の生息地です。春になると樹木に産卵するモリアオガエルの面白い生態を見ることができます。また、冬期間の純白の雪に埋もれた静寂な姿も一見の価値があります。