昭和村 あんじゃ こんじゃ -023/057page

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(2) 慈眼山 観音寺[ 佐倉 ]
(2) 慈眼山 観音寺[ 佐倉 ]
 曹洞宗の宗門で本尊は十一面観世音。元和2(1616)年、正法寺の分家寺として清燐了察により創建されました。開山後は会津三十三観音の七番札所としてよく知られています。現在は無住職。
(3) 妙典山 大乗寺[ 小野川 ]
(3) 妙典山 大乗寺[ 小野川 ]
 曹洞宗の宗門で、本尊は地蔵菩薩。法華宗から寛文年間(1661〜1673)に宗派改革、天文22(1553)年小野川集落にあった地蔵堂を移築して開山されたといわれています。尾岐窪の竜門寺黙岑開山、住職・鈴木老師。

(4) 観音堂[ 松山 ]
(4) 観音堂[ 松山 ]
 安産祈願や育児など、子育て祈願などの信仰を集めた氏神的存在。以前は国道脇にありましたが、現在地に移転しました。道行く人達の憩いの場所でもあったといわれます。
(5) 不動尊堂[ 中向 ]
(5) 不動尊堂[ 中向 ]
 中向の旧道中央付近に鎮座しています。昔、法印様と呼ばれた人物が、修行道場に不動明王を祀り精神統一など修行の場として霊験あらたかな布教に励んだといいます。

(6) 観音堂[ 赤田 ]
(6) 観音堂[ 赤田 ]
 大芦上赤田に建立されている子安観音で、子宝・安産を祈願する仏様です。旧暦3月16〜17日には縁日があり、村内の縁故・知人を招きあっての祭りが催されます。堂内裏板は格天井で各々の升目には有名画家の絵が描かれています。
(7) 薬師堂[ 下中津川 ]
(7) 薬師堂[ 下中津川 ]
 現在は正法寺境内に移築されていますが、かつては柳ヶ沢流域の国道脇にありました。堂内向かって本尊の右には「オピンズル」と呼ばれる仏像があり、明日の天気やさまぎまな占いに興じ、重いと願いが叶わず、軽いと叶うといわれ、地域の人達に親しまれてきました。

(8) 大雄山 正法寺[ 下中津川 ]
(8) 大雄山 正法寺[ 下中津川 ]
 曹洞宗の宗門で本尊は釈迦如来。鑑室如察和尚によって天正元(1573)年に開基されました。天寧寺の末寺で、下中津川字沖にあった時宗の寺を他の寺と合併し現在地に移ったおり、曹洞宗になったといわれます。住職・大西老師。
(9) 多宝山 徳林寺[ 野尻 ]
(9) 多宝山 徳林寺[ 野尻 ]
 曹洞宗の宗門で、文明5(1473)年、地頭の山ノ内信濃守が建立したとされます。元和4(1618)年、尊芸和尚(門田山田宝積寺)の再建によって現在に至るといいます。現在は無住職です。

(10) 観音堂[ 山崎 ]
(10) 観音堂[ 山崎 ]
 大芦字新屋敷に建立されています。「山崎の観音様」は赤田の観音様と同じ旧暦三月に縁日があり、お当家と称する人が年々替わり番を勤め、酒肴の用意をしてお参り客をもてなす風習があります。昔はこの緑日で「カンキュウ」又は「イトッピキ」などと呼ばれる賭博の一種で老若男女の賑わいを見せていました。


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