昭和村 あんじゃ こんじゃ -024/057page

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歴史歳時記

[ 歴史歳時記 ]

睦月 1月1日 元朝参り
年始会
午前零時を期して鎮守に参拝する。 イラスト 1

イラスト 2

団子刺し
団子刺し

歳の神
歳の神

観音様
観音様

お不動様
お不動様
2日 書き初め 筆無精にならないように、また、筆勢も衰えないように願いを込めながら家族で書に取り組む。
山入り 山仕事で災難に遭わないように、ワラで作った注蓮(稲わら)という物を歳徳(あき)の方角の木の枝につるして祈る。
火祭り 火の神様のお祭り。
3日 三日とろろ この日とろろを食べ、正月に疲れた胃腸の具合を整える。
4日 四日礼 あ婿さんやお嫁さんたちが実家に初札として年始に行く。
6日 爪きり正月 この日年明けて初めて爪を切る。
7日 七日正月 七日正月として年始の疲れを癒す日。
11日 小正月 肥え背負い(肥えしょい)と称して、農業の仕事始めとして田畑に肥え運びをする。ワラを20〜30cm位に折り畳み結んでこれを肥えと見なし雪の中の田畑に投げ込む。
14日 団子差し 田植えになぞらえた行事。正月の松飾り(門松等)を取り外し、きれいにした所に団子木に団子差しをして飾る。稲穂が重く垂れている様を表現した。また『モチの年とり』と称してもちをついて祝う。
15日朝 かせとり 近所の表戸をだんごさしの木の棒でたたき、ざるを置いて隠れていると、ざるの中に餅を入れてくれる。この餅を歳の神の火で焼いて食べる。
15日 歳の神 歳の神の木にわらを巻き付けて、歳徳の方角からこれを立てる。夜は年男がたいまつに歳徳の方向の家から火をもらい点火する。燃える勢いや、時間などでその年の作柄をみる。
 また、この火で餅を焼いて食べると1年の健康が約束されると言われる。
 正月中に出た不用になった
15日 鳥追い 害虫防止の行事。早朝農作物が害鳥に荒らされないように大声を出し、「今日はだれの鳥追いだ。長者様の鳥追いだ。雀たっちゃ飛んで行け。アリヤーホイ、ホリヤーホイ」と石油の空き缶などをたたいて村中を叫んで回る。
17日 観音講 観音講と称して女の人達が集まる。
18日 団子もぎ(稲刈り) 稲刈りになぞらえた行事。
20日 二十日正月 この日は女の正月とし、家事より手をひき正月中の疲れを休ませる。女の仕事をこの日に限り、男の人がやるとも言われた。
二十日礼 あ婿さんやお嫁さんが、餅一重ね(5個)を背負って実家に礼に行く。四日礼は正月の行事でゆっくり休めないので二十日礼はゆっくり泊まって休む。それで「膝直しの礼」とも言った。
24日 お愛宕様 あ愛宕様(火の神様)の祭りで、堅雪を利して神社にお参りする。防火安全祈願。
27日 お不動様 あ不動様のお祭りで、お不動様にお参りする。
如月 2月1日 川びたれ朔日 水神様を祀る行事で、川水に尻を浸して潔斎する。  
(旧暦12月1日) (師走祭り) 水難よけのため餅をついて川に流す。
3日 節分 どの地区でも豆まきをする。子どもたちが各家庭を回

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