如月 |
|
|
り袋一杯に豆やお菓子をもらえる楽しみの日である。(二日のときもある) |
|
8日 |
やさぷろうは |
朝、他の人が訪れて来ないうちに小豆団子を食べる。 |
(旧暦12月8日) |
(赤団子の日) |
団子を食べないうちは、絶対に表戸を開けない。開けると疫病神に取り入れられる。また、前の夜に表に四つ目ざるか竹めけいをつるした。 |
|
初午 |
二月最初の午の日。稲荷神社(各集落にある)の祭礼。五穀豊穣祈願。稲荷神社のお使いはキツネであるとのことからこの日はキツネの好物の小魚、赤飯を供える。キツネが稲穂をくわえて当地方に来てから稲作が始まったという伝説もある。 |
|
庚申様 |
二月最初の申の日。農業(農民)の神様。 |
弥生 |
3月3日 |
節句(ひなまつり) |
女児のためお雛様を飾り、餅をついて祝う。 |
|
卯月 |
4月8日 |
お釈迦様 |
お釈迦様の誕生日を祝う。 |
|
|
野びき |
旧三月の最初の酉の日。一年の春の訪れを楽しむ。
(女性の行事) |
皐月 |
5月3日 |
大火災の日 |
昭和26年、下中津川部落に大火災があった厄日。この日は道具止めとし、仕事をしない日としている。 |
|
5日 |
端午の節句 |
鯉幟を立て、男児のお祝いをする。蓬、菖蒲を屋根の出先に差し、お風呂に蓬、菖蒲を20cm位の長さに折り、紐で結んで入れて入浴する。(無病息災,体暖) |
下旬 |
さなぶり |
さつき(田植え)終了の日をさなぶりとして神前に農機具を供え、苗にお礼する。 |
水無月 |
6月1日 |
むけの朔日 |
人間も昆虫の様に年に一度は脱皮するという言い伝えがある。この日朝早く成長すると言われ、餅をついて休日とする。 |
|
24日 |
お愛宕様 |
一月と同様神社に参拝する。年2回ある。 |
文月 |
7月上旬 |
半夏とろろ |
夏負け予防にとろろを食べる。 |
|
葉月 |
8月13日 |
宵盆 |
お盆の前日で、門火を焚いて仏様を迎える。盆窯を作る。 |
|
14日 |
お盆 |
仏様拝み〜朝食後、近親者、親類の家の仏様を拝んで回る。
お墓参り(先祖の霊をまつる) |
16日 |
送り盆 |
仏様をお送りする。 |
八幡神社祭 |
八幡神社参拝 |
長月 |
9月 |
お彼岸 |
|
|
神無月 |
10月1日 |
刈り上げの朔日 |
この朝早く神々が出雲に旅立たれると言われ、早朝に氏神様に無事稲刈りが終わった御礼に行く。餅をついて休日となる。 |
|
20日 |
恵比須講 |
漁業と商売繁盛の神なので各戸で餅をつき、また生きた鯉などを器に入れて供える家もあり特に商家では得意先や近親者を招待して盛大に祝った。 |
霜月 |
11月1日 |
甘酒朔日 |
各戸で甘酒を作り、訪問者にはお茶がわりに甘酒を出す。この朝神々が出雲からお帰りになると言われ、朝食後ゆっくり氏神様へお参りに行く。餅をついて休日となる。 |
|
14日 |
御太子講
(おでいしこう) |
御太子様は倹約の神とされ、小豆粥を煮てえいづくの木の枝の箸と少し細目の楊枝をお供えした。 |
師走 |
12月27日 |
煤の年とり |
家の中の煤払いをする。 |
|
28日 |
餅の年とり |
正月のお供え餅等をつく日。夕食に餅を食べる。 |
お松迎え |
松飾り用の松(門松)を切りに、朝、お神酒をいただき男が出掛ける。帰ればまた祝いの酒などをいただく。 |
29日 |
|
正月の餅など29日は苦餅といってつくのを避ける日。 |
31日 |
松飾り |
門松を立て、また屋内神だなにはしめ縄を回し飾る。また、28日について丸めた餅を神様、仏様に供える。 |
歳とり |
歳徳様の掛け軸を掛け、それぞれの家例の料理を献上し、お神酒、御燈明をつけ家中揃って過ぎた年に感謝し、来る年の幸福を願い、拍手を打って参拝し、歳とりの食膳につく。 |