ゆたかな下郷町の自然-024/105page
◆奥山に咲く花
奥山に入ると、まだ見たことのない草花に出会うことがある。そんなとき、ふと、新しい品種ではないかと一瞬胸がときめく。
図鑑で調べてみると、ちゃんとでている。ああ!新種ではなかった・・・・・
下の三種は、奥山で撮影したものである。
【クマガイソウ】(ラン科)
最近この花は、見られなくなった。この町から絶滅してしまうのではないかとあんじている。
めずらしい草花を掘りとってしまう心ない人がいることは実に残念なことである。
とるのは写真だけにして、大事に見守ってあげないと、美しい花が来年見れなくなってしまうのです。
【サンカヨウ】(メギ科)
深山の林にはえる。
<大内の六石山にて撮影>
5月の連休の頃、奥山に入ると、沢の付近にはまだ雪がのっしりとある。そんなところにサンカヨウは、ひっそりと白いかれんな花をつけている。
奥山に入ると、さびしくてこわい気持ちになるが、めずらしい花や生きものに会える。
【サンリンソウ】(キンポウゲ科)
イチリンソウ・ニリンソウはよく見かけるが、この花を見つけたときは、一瞬自分の目をうたがった。
よくみても、花が三個ずつついている。だからサンリンソウなのだ。
<戸石の奥山、宮山地内で撮影>