ゆたかな下郷町の自然-042/105page

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(6)帰化植物(きかしょくぶつ)
帰化植物というのは、人間が、よそからもちこんだ植物が自然にふえたもので、古い帰化植物と、新しい帰化植物がある。
最近になってわが町でみかける帰化植物は、ビロードモウズイカ・トゲチシャその他がある。セイヨウタンポポ、ヒメオドリコソウなどもすさまじい勢いで増えてきている。
ビロードモウズイカ
【ビロードモウズイカ】(ゴマノハグサ科)
この植物は、最近当地にふえてきた。全体にビロードのような毛でおおわれて、河原や道路わきのコンクリートの割れ目や舗装の砂や土のたまったところなどに生え、丈も1〜2メートルとなる黄色い花をびっしり咲かせる。
ビロードモウズイカは、もともと、地中海沿岸原産の2年生植物で、各地に帰化して増えている。
アメリカヤマゴボウ
【アメリカヤマゴボウ】(ヤマゴボウ科)
ヨウシュヤマゴボウともいう。(洋種山牛蒡)北アメリカ原産の多年草である。この植物は、明治の初期に日本に帰化した植物である。
花は、6〜9月に咲き、白またはうす紅色で、黒紫色の果実がなる。
トゲチシャ
【トゲチシャ】(キク科)
ヨーロッパの原産の帰化植物で、荒地などに増えている。
茎や葉の裏側に剃がある。花は、7〜9月に咲く、人里近くで見かける。


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