ゆたかな下郷町の自然-048/105page
3.下郷にすむ動物
(1)コンチュウ
◆トンボ
トンボは、イトトンボ・ヤンマ・トンボの三つに分けられる。日本には百八十種ものトンボが生息している。わが町にも、日本で一番大きいオニヤンマから一番小さいハッチョウトンボなど数十種類のトンボが生息している。♪ゆうやけこやけのあかとんぼ♪のアカトンボというトンボはいない。からだの赤いトンボで「○○アカネ」といわれるトンボをまとめてアカトンボといっている。わが町でみられるのはつぎのトンボである。ミヤマアカネ・ナツアカネ・アキアカネ・マイコアカネ・ヒメアカネ・マユタテアカネ・リスアカネ・ハッチョウトンボなどトンボ科の仲間である。
【オニヤンマ】(トンボ科)
日本のトンボの中では一番大型のトンボである。
どろや砂底の小川に卵を産むために、川や沼の水辺やたんぼ周辺をとびまわっている。はねをひろげたままとまって休む。
〈音金地内にて撮影〉
【ヨツボシトンボ】(トンボ科)
はねに黒い星が四つあることからヨツボシトンボといわれている。流れのない(止水域)沼などに生息していてなわばりをもって生活している。
〈中山沼にて撮影〉
【カワトンボ】(カワトンボ科)
川の源流から小川まで、かなり広いはんいの川にすむ。はねの色も体の色も何種類かみかける。
〈観音川にて撮影〉