相馬市市勢要覧 -012/050page
CONCEPTION相馬
機能的なまちづくり
国道バイパス国道六号、一一三号、一一五号のそれぞれにつ いて、幅二十五メートル、四車線のバイパス建設が進め られています。
国道六号バイパスは、市内程田−新地町駒ヶ嶺 間の九・九キロメートル。国道一一三号バイパス ほ、相馬中核工業団地の東地区と西地区を結ぶ 四・二キロメートルで、すでに二車線が開通してい ます。また、国道一一五号バイパスほ、市内中野 −粟津間の二・九キロメートルです。
これらのバイパスが完成すれば、市街地の交通 混雑が緩和されるほか、仙台や山形、福島から、 市街地を通らずに中核工業団地に行けるようにな ります。
充分に確保された泉源
真野ダムは、真野川の上流部、相馬郡飯舘村に 平成三年三月に完成した多目的ダムです。堤高六 十九メートル、総貯水容量三,六二〇万立方メートルの重力式 コンクリートダムです。このうち、都市用水は、 相馬市などに上水道用水として、ダム地点におい て一日最大二三,三〇〇立方メートル、また、相馬中核 工業団地に工業用水として、一日最大五九,七〇 〇立方メートルの取水を可能にしています。
真野ダム・松ヶ房ダム松ヶ房ダムは、相馬市と新地町にまたがる農地 二,八六八ヘクタールの農業用水不足を解消するため、市 内山上字松ヶ房地内に建設された中心コア型ロッ クフィルダムです。総貯水容量は、九七一万立方 メートルで、平成八年に貯水が始まりました。これによ り農業用水不足が解消され、安定した農業生産基 盤の確立が期待されます。