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村の立てなおしで活やくしている二宮尊徳のことを知りました。そこで、高慶は二宮尊徳の教えをうけようとしました。
尊徳はすぐには、高慶の入門をみとめませんでしたが、高慶のかたい決心を知り入門をゆるしました。
富田高慶像
報徳記 富田高慶が書いた(博物館)
入門後、高慶は、だれよりも熱心に勉強し、二宮尊徳の考えや方法を学びました。
この教えをもとに、相馬藩では藩の立て直しを始めることになりました。まず、高慶は藩によびかけ仕法役所を作りました。そして高慶はだれよりも熱心にはたらきました。
この教えは二宮仕法(またはご仕法)とよばれるものです。
仕法役所があった所 (相馬市川原町)
入門までの高慶
高慶は二宮尊徳が入門をなかなかゆるしてくれないので、門の外で尊徳が教えているのを聞いたりして、入門のゆるしをまちました。高慶の熱意がみとめられたのは、半年後でした。入門後はとても熱心に勉強し、一番の門人になりました。