■小学校6学年社会科(12)
単元名・単元のねらい 主な学習内容 博物館資料 資料活用の視点 (11)長く続いた戦争 ・日中戦争、第1次世界大戦を、アジアの人々や国民の苦しみとあわせて調べ、日本の侵略戦争の実態をとらえる。
・おじいさん、おばあさんに聞きました ・中国との戦争が広がる
・世界大戦に広がった戦争・くらしは戦争一色へ
・日本が敗れ、戦争が終わる[f、戦争への道] ・熊谷飛行学校原町分校開場式
・訓練風景・山本卓美の日記
・同写真と遺書・中野磐雄(敷島隊)
・中野磐雄から父へのはがき・日本ニュース
「神風特別攻撃隊」・空襲等による被害状況
・弾痕の残る甕・薬爽
・爆弾破片・配給品購入台帳
・衣料切符・国防婦人会の演習の様子
・出征前の記念写真・昭和初期の経済恐慌に対し、政府は打開策として海外への進出で、景気回復をはかろうとした。昭和6年(1931)満州事変で始まった目木と中国との戦争は、昭和12年(1937)に全面戦争に発展したことをとらえさせる。 ・昭和15年(1940)に開校された原町分校には全国各地から多くの訓練生が集まった。
・原町分校で訓練し、原町を去り、レイテ湾で戦死するまでの記録を、遺書代わりに書き綴った日記。・中野磐雄(原町出身)は、昭和19年(1944)に第一回目の神風特別攻撃隊として出撃した。
・敵艦に体当たりする特攻隊員の気持ちを想像させる。・昭和20年(1945)になると、この地方もアメリカ軍の艦載機による空襲を受けるようになったことに気づかせる。
・いずれも昭和20年(1945)のもの、弾痕や薬爽などから、戦争の傷跡に、具体的に気づかせる。・戦争の拡大とともに、物資の不足が進み、昭和17年(1942)全国的に点数制による総合的な衣料配給制が実施されたことをとらえさせる。
・切符制は、塩、醤油、たばこ、石けんなどの生活必需品にも及んだことにふれる。切符があっても生産量が減少し、購入できない状況であった。・戦時中の国民生活の様子を想像させる。