博物館学習指導の手引き-066/098page

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関連単元名:大地のつくり
展示コーナー:b:地球の成り立ち
資料名:三葉虫、アンモナイトタカハシホタテ

三葉虫(ステナロカリメネ)
▲三葉虫(ステナロカリメネ)
シルル紀アメリカ合衆国

アンモナイト
▲アンモナイト
(アウラコスフィンクトイデス)
ジュラ紀中ノ沢層相馬市富沢荒好武蔵

タカハシホタテ
▲タカハシホタテ
鮮新世北海道

三葉虫(ステナロカリメネ)
古生代シルル紀(4億39.0万〜4億800万年前)の海に生息していた絶滅動物。三葉虫は前期古生代の主要な動物で、ペルム紀(二畳紀・2億9000万年〜2億4500万年前)まで生存していた。絶滅の理由は明らかではないが、魚類などとの生存競争が影響していると考えられている。"三葉虫"という名前は、外骨格が3つの葉状(中央のうね・左右の平坦部)に分かれていることに由来している。
アンモナイト(アウラコスフィンクトイデス)
中世代ジュラ紀後期(約1億5000万年前)の海に生息していた絶滅動物。アンモナイトは古生代デボン紀(4億800万〜3億6200万年前)に出現した頭足類(イカ・タコの仲間)で、中生代をつうじて飛躍的に発展し、中生代白亜紀(6500万年前)に絶滅した。アンモナイトの仲間は、牡羊の頭をもった古代エジプトの"アモン神"に由来している。
夕力ハシホタテ
新生代新第三紀鮮新世(520万〜164万年前)に生息していたホタテガイの仲間。比較的浅く砂の多い亜寒帯の海で生息していた。現生のホタテガイが捕食者に襲われると、貝殻のすき間から水流を噴出し、その反動で遊泳して逃げるのに対して、ほとんど動かずその重厚な貝殻で身を守っていた。しかしその重厚な貝殻は、新生代第四紀の地形変動とそれに伴う環境の急激な変化に対応できず、新生代第四紀に入る前に絶滅した。
地質年代表(cambridgeuniversitypress・1989を改変)
地質年代表(cambridgeuniversitypress・1989を改変)


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