おだかまちの文化財-003/012page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

相馬野馬追「野馬懸」(国指定 重要無形民俗文化財)
古くは平将門の時代から受け継がれてきた、伝統の祭事
 野馬懸は、毎年七月二十三日から三日間行なわれる相馬野馬追の中の行事の一つで、最終日に相馬小高神社を中心に行なわれています。
 野馬懸は騎馬武者に追い込まれた数頭の馬の中から、白一色に身をかためたお小人が馬を捕えて、供え物としてささげる「上げ馬神事」と呼ばれるものです。昔の相馬野馬追は、放牧していた野馬を狩り、その内の教頭を奉納するものでありました。現在の相馬野馬追が時を経るにつれ、大きく変わってきた中で,この野馬懸は今もなお本来の性格を伝え、「祭」の原点を残すものと言えるでしょう。
相馬野馬追「野馬懸」(国指定 重要無形民俗文化財)

相馬野馬追「野馬懸」(国指定 重要無形民俗文化財)

相馬野馬追額(県指定 重要有形民俗文化財)
 行列図・野馬追図・野馬脚図の三面からなります。江戸時代中頃、十八世紀頃に作られたと推定され、江戸時代の相馬野馬追の様子を知ることができます。
相馬野馬追額(県指定 重要有形民俗文化財)

野馬狩の告文(町指定 有形文化財)
 「野馬原の馬をすべて捕えよ」という天皇の命令を神の前に告げたもので、相馬野馬追の明治時代初めの中断を証明する古文書です。

菖蒲沢の野馬土手 高木戸の野馬土手(町指定)
 江戸時代に野馬の保護と増殖、また農作物の保護の目的で石垣や土塁が築かれました。主に現在の原町市の広い範囲で確認されていますが、小高の羽倉にも長さ延べ数百mにわたって残されています。
菖蒲沢の野馬土手 高木戸の野馬土手(町指定)

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は小高町教育委員会に帰属します。
小高町教育委員会の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。