双葉町町政要覧 -008/030page
歴史・文化
郷土の歴史を語る文化遺産を
次代へと伝える。
双葉町で最初に人間の足跡が印されたのは山田地内の手子塚A遺跡であり、今から約15,000年前のことでした。その間に栄枯盛衰のドラマがあり、多くの人々の歴史の積み重ねがありました。
町の中央にあり、周囲を一望できる丘陵に新山城跡があります。新山城は鎌倉時代から南北朝時代にかけて双葉郡北部を治めた標葉一族の館跡で、嘉吉2年(1442)一族同士の戦で落城します。
明応元年(1492)、標葉宗家は相馬氏との戦に敗れて滅びると、この地は明治維新まで相馬氏の治めるところとなります。当時の軍事教練は「相馬野馬追」として現在も受け継がれています。