原子力とわが町 - 011/079page
福 祉高齢化社会への対応
大熊町の国勢調査における、高齢化率(65歳以上の人口割合)の推移は、平成7年では、16.3%で大熊町は全国平均より高く、福島県平均よりは低い状況です。しかし、高齢化率は年々増加しており、平成17年には17.6%に達すると予想しています。
特に援護を必要とする割合の高くなる後期高齢者(75歳以上の人口割合)の増加が高いことが特徴となっています。
要援護高齢者の対策としては、平成12年度からの介護保険の導入に向け、平成10年度に在宅介護支援センターの建築、デイサービスセンターの増築を図り、通所介護、訪問介護、短期入所等の介護保険サービスの需用に対応できる施設整備や、質の高いサービスが提供できるよう体制づくりに努めてきました。
一方では、高齢者の延命化によって、老後の期間が以前と比べ非常に長くなっています。この長い老後をいかに健康で、明るく、楽しく生きがいをもって過ごすかが、介護の問題とともに重要な課題であり、これに対応した、生きがいデイサービス事業、老人クラブの育成、シルバー人材センターの支援などの生きがい対策事業を展開しています。
今後も、高齢者が安心して、自分らしく、生きがいのある老後をおくれるよう福祉計画に基づいた施策の推進に努めていきます。