川内村民俗芸能のしおり -026/041page

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を繰り返してから、腹太鼓を打って両手を頭のわきでまわして終わる。

(4)きり・・・右手を胸に、左手は後腰にあて、右足を前にして頭を前に四回振る。次に、腹太鼓を 打ってから手足をかえて同じく四回振る。再び太鼓を打ってから、先と同じ手足で二回ずつ頭を振る。さ らに太鼓を連打しながら頭を左右に繰り返し振る。太鼓を打って両手を頭のわきでまわして終わる。

(5)歌・・・左を向いて左足を上げ、頭を下げて腹太鼓の胴を指先で連打する。次に、 右を向いて右足を上げ同じく連打する。さらに同様に左右左を向いて繰り返す。 続いて右前を向いて太鼓を打ち、頭を振りながら左右と一歩ずつ前進しては両手で前に からむようにまわし、左手を腰にあて、右手はふるわせながら前後に三回まわす。 太鼓を打ってから左足を出し、同じく両手をまわして今度は左手を伸ばして三回ま わす。太鼓を連打しながら左前を向いて右足を出し、両手をまわしてから右手を伸ばして 三回まわす。さらに、太鼓を打って両手をまわし、左手を伸ばして三回まわす。太鼓を連打し、 頭を振りながら下がって元の位置に帰る。横に並んで立ち、両手を頭のわきでまわす。 続いて、横に並んで座ると歌になる。

文字 まいり来てよこれのお庭を見申せば 四方四面の枡形のお庭 枡形のお庭

獅子は歌の間、腹太鼓の胴を指先でたたきながら左右を向く、各句の間には太鼓を連打しながら、より 速く頭を振る。次に、両手を前について頭を下げ、ゆっくり左右を向く。続いて立って、片方の手足を交 互に伸ばして腰を下げることを繰り返し、両手を頭のわきでまわす。二首目の歌が入る。

文字 この獅子は天神七代地神五代 舞いはいで候舞い遊ぶ 舞い遊ぶ

初句で足を交互に踏み、左右を向きながら太鼓の胴を指先で打つ。初句の後には太鼓を連打し、頭を速


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