川内村民俗芸能のしおり -029/041page

まいり来てよ是の内輪を見申せば　黄金切りまど銭すだれ　銭すだれ

菩提所地蔵院での唄

まいり来てよ是の御寺を見申せば　七里杉に五里廊下　五里廊下

まいり来てよ是の道場拝むれば　左九つ右は一六　右は一六

西山観音堂での唄

まいり来てよ是の御堂を拝むれば　香の煙は天にあがりて御堂に輝く　御堂に輝く

まいり来てよ是の路次間を見申せば　牡丹芍薬けいとうげの花　けいとうげの花

西山若宮八幡東山姥神宮御神前の唄

宮川に神も出候　太鼓はやめて遊べわがつれ　遊べわがつれ

まいり来てよ是の御庭を見申せば　小（黄）金小（黄）砂をそよとちらしら　そよとちらしら

組頭宅での唄

我里は諸事に福者の里なれば　まいや出てもまいや入候　まいや入候

なお、現在「踏揃い」には、

東水神南火の神西は金神に　北は土神の住いまします　住いまします

また、「笠抜き」の唄は、

我里は諸事に福者の里なれば　舞は出ても　舞は出でも

十三が湊の入りちがい　まいや出でてもまいや入候　まいや入候