川内村民俗芸能のしおり -034/041page

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警固の庭では

文字 まいり来てよ神の社に榊を植えて 太鼓はやめて遊べわがつれ遊べわがつれ

文字 まいり来てよこれのお獅子を見申せば 天神七代地神五代舞いはいで候 舞いはいでても舞い遊ぶ舞い遊ぶ

なお、佐久間義隣氏の明治六年七月の記録によると、歌の内容は次のとおりである。
諏訪神社での唄(四月七日、七月二十七日)

文字 まいり来てよ是のおはしを見申せば 黄金ももよせ白銀の橋白銀の橋

文字 まいり来てよ是のお庭を見申せば 四方四面の枡形の庭枡形の庭

社脇の警固の庭の唄

文字 この獅子は天神七代地神五代 舞は出候舞は出ても舞遊ぶ舞遊ぶ

文字 神の社に榊を植えて 太鼓はやめて遊べわが連れ遊べわが連れ

村役宅での唄

文字 まいり来てよ是の舘を見申せば、黄金切まど銭すだれ銭すだれ

文字 まいり来てよ是の且那を見申せば 諸事にかしこきおん人なれば諸国世上の村を扱ふ 村を扱ふ

佐久間与五左ヱ門宅での唄(七月二十七日)

文字 まいり来てよ是の御坪を見申せば、牡丹芍薬けいとうげの花けいとうげの花

文字 まいり来てよ是のやかたを見申せば 白きねずみが金運ぶ金運ぶ


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