福島県とわが川内村の農業 - 025/030page

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5 村と農家の協力

 現在日本では、米があまり、麦や大豆が不足しています。

 川内村では、昭和53年から国の方針により大幅に実施された水田の転作について、村と農家が協力して取り組み、米の収入にかわる作物を栽培して収入をあげようと努力しています。

 転作の割当て面積は、82haで、飼料(しりょう)作物(牧草、デントコーンなど)が全体の57%をしめ、葉たばこ、野菜の順になっています。飼料作物の多い理由としては、畜産がさかんになったことと労力がかからないことがあげられます。

 このように、米作りのほかに畜産や葉たばこに力を入れる農家もふえ、それぞれの地域にあった作物の栽培をするように村ではすすめています。

6 農業の果たしている役割

 川内村で生産されている農産物が、村内で消費されているのはもちろんですが、いわき市や東京方面にまで出荷されています。販売の経路としては、最初に農協であずかり市場に出荷されます。そして、加工しない農産物(野菜・しいたけなど)は、消費者に直接わたります。また、加工を必要と


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