ならはの絵馬−村人の祈り−-019/036page
30.算額 明治31年(1898) 井出 立石不動尊堂(目録5)
和算家たちは難問にいどみ解答が得られた時、一層の上達を祈願し、また自分の突力を誇示して、その難問と解答を備に番 いて奉納することが江戸中期頃より盛んになった。町内には明治期・大正期のものが残されている。
奉 額 不 動 尊
双葉都竜田村
大字井出字住人
算師 猪狩権次
同郡同村
習慣者 小磯藤吉
同 達藤藤三郎
同 大和田要
同 鈴木勝江
同 鈴木清次
発起者 仲野豊蔵
鈴木鉄助
猪狩政之助
大和田静
遠藤宇右衛
猪狩 寿
塩井幸吉
鈴木高之助
遠藤清市郎
仲野清三郎
遠藤佐助
遠藤甚之助
大和田助次郎
松本亀之助
新妻熊之助
遠藤伝助
小磯金作
猪狩小源太
横田忠次郎
柴田清治
干時明治三十有一年第三月吉日
31.算額 大正10年(1921)
波倉 稲荷神社 (目録1)
北田神社に奉納してある算額と同 じく、富岡出身の和算家関根熊書の 波倉地区門下生九名で、難問に取り 組み、みごと解答がでた喜びを絵馬 にした。