いわき市教育委員会指定 平成9・10年度 研究実践校報告-19/40page
(7) 学習過程
学習活動 * テーマとの関連 1 前時までの学習を振り返り,本時のめあてをつかむ。 今まで学習した「五月」と「十二月」の場面について,挿し絵に彩色をした児童の作品を提示する。そして・その彩色から2つの月の様子を比べていくことを理解させる。 「五月」と「十二月」の谷川と,かにたちの様子を比べて,想像しよう。 言葉や文に着目して2つの場面を対比する。 2 「五月」と「十二月」の谷川やかにたちの様子を比較し,情景を想像する。 比べ方がわからないでいる児童には,着目する言葉を知らせ支援する。 (1) 「五月」と「十二月」の様子を比べ,同じところや違うところを見つける。 発表を聞いてイメージした「五月」と「十二月」の様子をそれぞれの書き込みのノートにまとめさせる。 (2) 調べたことを発表する。 (3) 「五月」と「十二月」の対比から2つの場面の情景を想像する。 3 本時のまとめをする。 (1) 本時のめあてをまとめる。
6年生の授業風景(2) 次時の学習内容を知る。 対比してイメージしたことを自分なりの表現でまとめる。
(8) 成果と今後の課題としては
(1) 成果
ア 子どもたちが課題を解決する上で,さまざまな方法の中から,自分なりの考えに合った解決方法を見つけ出すことができるようになってきた。
イ 子どもたちが本文の言葉に着目して,その言葉を正しく理解することで,作者の描き出そうとしている世界をより深くイメージすることができるようになってきた。
ウ 課題に基づいた発表ができるようになってきた。
(2) 今後の課題としては
ア 文章の内容を叙述に即して読み取るためには,言葉や文を正しく理解する指導を工夫する必要がある。
イ 「自分の表現に生かせる」ことに関しては,さらに,個人差をなくす指導を工夫する必要がある。