いわき市教育委員会指定 平成9・10年度 研究実践校報告-22/40page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

2 研究仮説
学習指導において、次の手立てに焦点を当て授業の改善を図れば、思考力・判断力・表現力を駆使して主体的に学ぶ生徒が育成され、一人一人に確かな基礎学力が身に付くであろう。
(1) 単元や教材の系統性、発展性を構造的に見通した指導計画の作成と、単元や単位時間の中で身に付けるべき基礎的・基本的内容の明確化。
(2) 本時のねらいに迫るために、思考力・判断力・表現力等を駆使し、定着のための練習活動やまとめの活動を効果的に位置づけた学習過程の工夫。
(3) 複線化の授業の展開など、個に応じた学習形態の工夫。
(4) 生徒一人一人が主体的な学習を推進するための評価の工夫。
具体的には、生徒が本時の学習を振り返ることによる次時への意欲付けや、生徒の実態を把握することにより教師の授業改善が図れる内容。
(5) 授業を支える日常的活動の充実。
3 研究の全体構想
<三和中学校基礎学力向上プラン(全体構想図)>
平成10年度
三和中学校基礎学力向上プラン(全体構成図)
4 研究の内容
国語・数学・英語の3教科を中心に、自校プランの実践を通した研究を推進していく。そして、基礎基本を明確にした授業の改善が、生徒一人一人の学力の向上につながることを全職員で確認し、研究の柱を「授業による実践」と「授業以外の実践」の2つに設定し、実践化を図っていく。
(1) 授業による実践
 (1) 単元プランの整備・改善
単元及び毎時間の基礎的・基本的内容を明確にした「単元プラン」(自校プランを週案までおろしたもの)の整備改善に努める。
指導教師があらかじめ単元及び毎時間の基礎基本を明確にして授業に臨むことは、生徒に基礎学力を身に付けさせるためには必要最低限のことであり、「単元プラン」はそのために十分な効果を発揮するものと思われる。
また、学習指導や評価の工夫を記入することにより、本時のねらいに基づいた授業の展開や、個に応じた支援も可能になると考える。更に、授業の反省を記入することは、教師の指導改善につながってくるであろう。
 (2) 自己評価表の作成・活用
教師の授業改善と生徒が本時の学習を振り返り次時への意欲付けを図るため、「自己評価表」を作成し、単元の中から数時間を抽出し、自己評価をさせる。(内容例については、「研究の実際」参照)
(実施方法)


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権はいわき市教育委員会に帰属します。
いわき市教育委員会の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。