いわき市教育委員会指定 平成9・10年度 研究実践校報告-25/40page
(本時の基礎基本が明確であり、ねらいの達成の手立ては適切か)指導案の形式を年度当初に示し、項目の中に、「基礎学力の向上を図る授業設定の工夫」を設け、単元全体を見通して、1単位時間の指導過程において工夫・配慮した点を具体的に述べるようにした。
・視点の検討。
(授業参観の視点を明確にすることで授業者が「実践の中で見てほしい」点について意見交換を行えるようにした。その際、教科の研究テーマを踏まえた内容となるようにした。)
《国語科の例》
1 描写を正しく書き抜くことができたか。
2 主題を書くことができたか。
3 発表の場を多く持つことができたか。
4 その他
《国語科の共同参観授業風景》
【共同参観授業】(全職員)
・全職員が共通の視点から授業を参観した。(指導案等資料の印刷、写真記録は授業研究部)
【事後研究会】(全職員)
・共同参観授業をもとに、視点に沿った研究協議を行った。教科の枠を越えて、授業実践から教師個々の日々の悩み等を解決し、次の授業に生かす場とした。(視点の集計は授業研究部)
2 授業以外の実践
(1) 学力向上タイムの実施
ア 内容
・国語、数学、英語の3教科とし、全学年を対象とした。
イ 実施方法
・週1回、月曜日の放課後に実施した。
・教科部会が、各教科の研究テーマを踏まえた自作問題を準備した。
・国語、数学、英語のローテーションで行った。(実施計画及び担当者は右のとおり)
・問題の内容⇒前学年にさかのぼった基礎・基本問題とし、難易度はクラスの中位が20分程度でできる問題とした。(前日までに作成)
・実施の手順
《教科委員がプリントを配布》⇒《問題を解く》(教え合う雰囲気づくり、担当者は机間巡視をし、下位生徒への支援をしながら個別指導を行う)⇒《教科委員が解答を提示》(正答確認)⇒《解答用紙を回収後、下位生徒の追指導を行う》(担当者が教科担任や学級担任との連携をはかる)⇒《解答用紙を教科部会に渡す》⇒《教科部が定着度を把握し、指導の参考にする》
(2) 1分間スピーチの実施
ア 毎日の帰りの学活の中で、原稿用紙1枚程度の内容で発表させた。指導は、学級担任が行った。
《学力向上タイム実施計画》
月日 教科 1年 2年 3年 月日 教科 1年 2年 3年 9・22 国語 三戸 菅野 緑川 1・12 国語 三戸 菅野 緑川 9・29 数学 渡辺 横山 田中 1・19 数学 渡辺 横山 田中 10・6 英語 三戸 菅野 河原 2・2 英語 三戸 菅野 河原 10・13 国語 三戸 菅野 緑川 2・9 国語 三戸 菅野 緑川 10・20 数学 渡辺 横山 田中 2・16 数学 渡辺 横山 田中 10・27 英語 三戸 菅野 河原 2・23 英語 三戸 菅野 河原 11・10 国語 三戸 菅野 緑川 3・2 国語 三戸 菅野 緑川 12・1 数学 渡辺 横山 田中 3・9 数学 渡辺 横山 田中 12・8 英語 三戸 菅野 河原