いわき市教育委員会指定 平成9・10年度 研究実践校報告-33/40page

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 2) 表現力とは
キーワードは自己である。生徒が内なるものを自分の言葉で語る・描く・演じる・訴える・感動する。生徒はいわゆる表現方法は身に付けられる。大切なのは「自己の内なる表現なのか」「練習の発展としての表現なのか」。生徒が授業において表現した内容が、貧弱な自己表現であったり、高度な疑似表現であったのでは「本校でめざす表現力」ではない。基礎学力の定着の上に立った表現力の育成と共に、自己実現や、自己存在感にスポットを当てた「めざす表現力」の育成に努めることが重要である。このような視点で各教科ごとに「めざす表現力」を明確にし、授業の質的改善に取り組んだ。

6 教科における研究計画
〈第1年次〉 〈第2年次〉
○教科で求められる基礎学力の明確化  
(基礎学力から期待できる表現力の追求) ○教科で求められる表現力の明確化
(確かな基礎学力の再確認)  
◎本校でめざす基礎学力の焦点化 ◎本校でめざす豊かな表現力の焦点化
 ・本校生徒が落ち込んでいる、またはぜひ身につけさせたい基礎学力の焦点化  ・本校生徒にとって不十分な、またはぜひ身につけさせたい豊かな表現力の焦点化
  (本校生に期待したい表現力の追求)   (本校でめざす基礎学力の再検討)
○研究の手だて
 ・授業構成のあり方(各活動の意図)  ・指導法(めざす生徒像、生徒主体)
 ・単元全体計画での位置づけ      ・教材の創意・工夫
検証授業指導案作成
〈指導案事前検討会>  
 ア、基礎学力が的確にとらえられているか (1年次)  
 イ、本校生に求める「豊かな」表現は適切であるか (2年次)  
 ウ、生徒がねらいを達成するために指導過程、手だては適切であるか  
 工、授業が生徒中心になって構成されているか  
検証授業
〈授業分析・研究協議>  
 ア、生徒が本時のねらいを達成できる授業構成であったか  
 イ、生徒がねらいを達成するための手だては適切であったか  
 ウ、この授業でねらいとする基礎学力は定着したか(1年次)  
 工、生徒は豊かな表現ができていたか(2年次)  
研究のまとめ


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