平成11年度学力向上IDプラン 実践集録-000-01/045page

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はじめに
3ヵ年計画で進めて参りました学力IDプラン事業の最終年度である平成11年度も、市内全小・中学校においては昨年度の成果と課題を踏まえて学習指導法の改善、充実に取り組まれ、教科学習を好む児童生徒の増加や主体的に学ぶ児童生徒の増加など、児童生徒の具体的な姿として成果が現われており、大変心強く思っております。
各基幹校の先生方には、3年間熱心にご努力をいただき、深く感謝申し上げます。各基幹校の先生方のご努力のおかげをもちまして基礎・基本を押さえた新学力観の求める思考力、判断力、表現力の育成が図られております。
また、小・中学校9カ年を見通した一貫した指導の大切さが認識され、平成12年度も小・中連携の機会を設けていきたいとう声が高まっておりますことも、取り組みの成果の表れと嬉しく思っております。
平成10年12月の新学習指導要領告示と同時に、学習内容の厳選と授業時数の縮減による学力低下を心配する声も聞かれ、学力向上が国民全員の関心事となり、文部省ではその心配を払拭するとともに新学習指導要領の趣旨を徹底するため、『新しい学習指導要領で学校は変わります』というパンフレットを作成して配布しましたが、新学習指導要領の趣旨を行き渡らせ、学力低下の心配を払拭し、保護者へ安心感を与え、学校教育への信頼を築き上げるのは、指導に直接携わる各小・中学校の先生方であります。これまでの実践の成果を継続・発展させ、一層いわき市の小・中学生の学力向上にご努力いただきたいと思います。


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