吉田冨三記念館だよりNo.6号 -013/016page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

「吉田富三子ども科学賞」に推薦され、受賞されたみなさんへ

泉 清 先生
福島県小学校教育研究会理科研究部長
  福島市立吉井田小学校校長 泉 清

 この度、平成12年度福島県小学校理科作品展において最優秀賞として、「第7回吉日富三 子ども科学賞」に推薦され、受賞されたみなさん、そして、また同特別賞を受けられた石川地区の小学生のみなさん、ほんとうにおめでとうございます。浅川町が生んだ文化勲章受章者で、がん研究の先駆者として世界的に有名な吉田富三博士の偉業を記念し、未来を担う青少年の科学教育の振興に寄与するためにと、このすばらしい賞が制定されてから、七年目を迎えることになりました。この間、年ごとに研究テーマや研究内容・方法などが工夫され、優れた研究作品も多くなってきており、これが機会となって、小学生のみなさんの科学する心も更に、育ちつつあることを嬉しく思います。ときに、日本の科学界の話題、「ノーベル化学賞」を受賞された白川英樹博士の偉業について、少年時代の未知へのたゆまぬ探究心がこれまで引き継がれ、それが今光り輝いた偉大な業績として紹介されています。みなさんのさらなる探究心が二十一世紀の自然科学の発展や自然環境の保全のために寄与されることを願っています。また、今年の夏には、うつくしま未来博が予定され、各種の科学イベントも企画されており、私たちにとっても夢のある楽しみな催しになりそうで、期待されています。この度の受賞を機会に、新たな研究テーマへと更に研究が発展し、継続されることを期待して、受賞のお祝いのことばといたします。

企画展 「本庄基晃画伯展」開催

「本庄基晃画伯展」

 8月30日(水)〜9月3日(日)まで記念館研修室において『本庄基晃画伯展』を開催しました。本 庄画伯は、北海道生まれ。両眼を失明し創作を断念しましたが、3年後奇跡的に片眼に視力が僅かに回復して再び絵筆を握ります。以後仏画を中心に作品を描きつづけています。
 本庄先生の作品にはやさしさと慈愛を溢れておりました。他に、小倉遊亀、上村松園、加藤千太郎、宮本秋風、ドン・ハットフィールド、タン・ゲァハルツなどの作品全47点の展示は研修室を埋めつくし、どの作品も来場者の心を和ませてくれました。

健康相談室 「がんについての健康相談室」開催

左近司光明先生

 財団法人浅川町吉田富三顕彰会の年間行事として開設いたしました「がんについての健康相談室」は、財団法人慈山会医学研究所附属坪井病院のご支援により大変好評を得ております。
 坪井病院名誉院長の左近司光明先生が担当され、第1同目は、平成12年9月30日(土)に、第2回目は、平成12年11月18日(土)に、第3回目は、平成13年2月3日(土)に開催され、多くの方が相談を受けております。


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は吉田冨三記念館に帰属します。
吉田冨三記念館の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。